2020年にオープンした川崎水族館ことカワスイ。
同じ神奈川には遊園地が併設された水族館やクラゲの展示で有名な水族館があるし、電車に数分乗れば品川の駅前にもきれいな水族館がある。
にも関わらず、あえてのカワスイ。
本当はオープン直後に行ってみたかったが、混雑が嫌いなのでほとぼりが冷めた頃に行くのが私の流儀だ。
子連れだし。
そんなカワスイに3歳の息子と行ってきたので、リアルな感想をお届けする。
「ひどい」とか「しょぼい」とかまったく思わない
Googleで「カワスイ」と検索してみてほしい。
サジェストに「カワスイ ひどい」と出てくる。「川崎水族館」でも同じく。
行く前にこんなの見ちゃうと少し萎えるのと同時に、何がどうひどいのかが気になる。
「カワスイ しょぼい」で検索する輩もいるらしい。
実際に行ってみて私も息子も大いに楽しんだが、「ひどい」「しょぼい」という感想を抱いた人の気持ちを自分なりに推測してみた。
水族館といえば、かわいいイルカのショーや南国の海にいそうなカラフルな魚たちを想像するが、カワスイにはそれらがない。
そんな一般的な水族館だと思って行くと「ひどい」「しょぼい」という感想になるのだと思う。
カワスイは駅前の商業ビル内にある淡水魚メインの水族館。
イルカのような大きな水槽が必要な生き物はいないし、そもそも淡水魚はだいたい地味。
だからイルカやカラフルな魚を求めて行くと、肩透かしを食らった気持ちになるんだろう。
でもカワスイは全然ひどくもないししょぼくもないことを、声を大にして言いたい。
アマゾンやアフリカ等の水辺の景色を切り取って日本に持ち帰ったような、こだわりが感じられる水槽ばかりだ。
小さな子どもでも見やすいように踏み台が用意されていて、子連れへの配慮も完璧だった。
展示されているのは魚だけでなく、カメレオンやイグアナ、カピバラやナマケモノもいるし、なぜか猫カフェも併設されている。
(落ち着きのない3歳の息子にはまだ早いと判断し、猫カフェは諦めた。)
カピバラとは以下の時間帯に直接触れ合える。300円で餌やり体験も。
平日11:00-12:00(最終入場11:30)、14:00-15:00(最終入場14:30)
土日祝 11:00-13:00(最終入場12:30)、14:00-16:00(最終入場15:30)
駅前の商業ビルにいることを忘れるくらい、素敵な空間だった。
所要時間は90分くらいが目安
今回の滞在時間はちょうど1時間だった。
私はもう少しゆっくり見たかったが、息子がハイテンション気味に次々に水槽を見て回るため、気づいたら1時間で出口にたどり着いた。
水槽をじっくり見て回り、猫カフェや動物とのふれあいコーナーに立ち寄る場合は所要時間の目安は1時間半〜2時間ほどだろうか。
本当に、もっとゆっくり見たかった。
おみやげコーナーが充実していて楽しい
水族館のおみやげコーナーといえば、子ども向けの雑貨やお菓子がほとんどだ。
だって水族館のメインはあくまで展示されている生き物たちだから。
おみやげコーナーには興味がない人も多いだろう。
ところがカワスイのおみやげコーナーは、びっくりするくらい広くて充実している。
定番のぬいぐるみや焼き菓子の他に、Tシャツや食器なども並んでいる。
気づいたらショッピングを楽しんでいる自分がいた。
実際に購入したのは、息子の靴下・夫のパンツ・冷蔵庫に貼りたいマグネット・息子が最初に手に取って離さなかったたまごボーロ。
たまごボーロは1粒1粒に生き物が描かれていて、幼児へのおみやげにピッタリ。
おみやげコーナーももっとじっくり見たかったが、息子がぬいぐるみをどんどん買い物カゴに放り込むので、サッと会計を済ませて退館。
平日の午前は混雑なし
平日の月曜日、10時過ぎに入館したが、直通エレベーターもチケット売り場も並ぶことなくスムーズに入館できた。
カワスイのホームページで「現在の混雑状況」が確認できる。
まとめ:子連れでふらっと半日出かけるのにちょうどいい
「明日は子どもと何をしよう…」
と思ったときに、カワスイはちょうどいいお出かけスポットだ。
大人も子どもも楽しめる凝った展示だけでなく、駅からのアクセス抜群、雨でも関係なし、子どもが疲れない広さ。
すべてがちょうどいい。
息子に感想を聞くと、「京急線楽しかった」とのこと。
子鉄の息子にとっては行き帰りの電車がメインだったようだ。
これこそ子連れでお出かけのリアルな感想。
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